◆校歌・応援歌

 

新潟中学校校歌

                  相馬 御風 作詞
                  大和田愛羅 作曲

1 玲瓏の天あふぐ時 胸颯爽の意気に充ち
  廓寥の地をのぞむ時 雄図にあつき血ぞ躍る
  讃へざらめや青春の 光不滅のわが生命

2 見さくる越の野はひろく 吹く風清き青山や
  千古に盡きぬ長江の ゆたけき流のぞみつつ
  北斗燦たる空の下 青陵健児われ立てり

3 怒涛さかまく日本海 天そそり立つ彌彦山
  いかでかそこに隠れたる 自然の黙示のなからめや
  げに剛健と質實ぞ 青陵健児の生命なる

4 時流はいかに濁るとも わが校風ぞ彌清く
  文にはた武に幾十年 裏日本の覇者として
  光輝をかへぬ歴史もて 青陵健児ここにあり

5 いざわが友よもろともに 白砂塵なき丘の上
  常磐の松の下かげの 誓盟を永久にかためつつ
  青陵健児のかんばしき 榮誉をあげむ彌高く

 
新潟高等学校校歌

       堀口 大学 作詞
       大和田愛羅 作曲

1 百里流れて信濃川
  悠々海に入るところ
  名さへ輝ふ青陵の
  伝統遠き丘の上
  古き誇りを新しく
  集ふよわれ等若き日を

2 松葉かたどる校章の
  凛々しく勁き旗のもと
  行手はるけき人生の
   叡智の花の香を慕ひ
   理想の星のひかり追ひ
  学ぶよわれ等千余人

 
応 援 歌

A1 霞たなびく青山の 松の緑の色深く
   万古変らぬ信江の 銀蛇の流れ洋々と
   濁世の塵も汚し得ぬ 汀に立てる健男児

 2 裏日本の海に満ち 西に弥彦の峰を負う
   理想の光仰ぎつつ 南山城下の独擅場
   捧ぐる紫旗の影清く 鎧袖一触何かあらん

 3 理想の光望みつつ 果てしも知らぬ荒海に
   舟出せしより50年 我等が学び浅けれど
   水より清き操あり 捧ぐる旗の色添へん

 
B1 天は晴れたり気は澄みぬ 正義の旗風吹き靡く
   青山健児の血は迸り 此所に立ちたる野球団

 2 勝利を告ぐるときの声 県下の粋ぞと仰れて
   青陵城頭秋月高く かがやく選手のその勲

 
C1 丈夫のたばさむ征矢の 雄風に草木もなびく
   雲みだれ山どよもして 中原に牡鹿争ふ

 
 2 紅の旗行くところ 月の夜に桂も折らん
   そそり立つ芙蓉の峰よ 雄々し我野辺のすめらぎ

 3 青山 々々 々々 青山 々々 々々
   青山 々々 々々 青山 々々 々々

 
D1 ただに血を盛る甕ならば 五尺の男児要なきも
   高鳴る胸の陣太鼓 霊の響きを伝へつつ
   不滅の真理先頭に 進めと鳴るを如何にせん

 2 嵐狂へば雪降れば いよよ燃え立つ意気の火に
   血は逆巻きて溢れきて 陣鼓響きて北海の
   健児脾肉を嘆ぜしが 遂に奮起の時至る

 
E1 今残星の影ゆれて 暁鴉の声にほのぼのと
   北陵城下の朝ぼらけ 固き守りの戸を破る
   紅顔可憐の若人が 胸の血潮も燃ゆるなり

 2 若葉の影に集ひ来る 蟻のいそしみ我が励み
   巨人と衆に仰がれて 永久の緑の色添えん
   希望にたぎる赤き頬 憧れ歌ふ勝利の譜

 3 白馬の蹄たからかに 黄金の征矢燦爛と
   鹿を追ふは今なるぞ 碧天高く雲晴れて
   蒼鷹一羽空に舞ふ 出師の時ぞ心地よし

 
F1 嗚呼青陵に 正気あり
   青春の子が 熱血の
   双手にかざす 紅の
   護国旗の色 君見ずや
   我が当年の 丈夫が
   鉄腕撫して 立つ所
   信江のそら 連勝の
   覇業の栄に 輝きぬ

 2 千戈一度 をさまりて
   平和よ暫し 春の夢
   信江百里 燦として
   乾坤どよもす ときの声
   噫乎戦はん 勝いくさ
   晴の歴史を かざるべく
   渾身の血は 踊るなり
   戦はん哉 友よいざ

 
凱 旋 歌

強者等 つわもの等 強者 つわもの
君が勲は その胸に 輝けり
今ぞ 今ぞ 君勝ち 我等が勝てり
             (二唱)